まな板用の焼印を製作


木で出来た物の中で、まな板がありますが、まな板のデザインの一部として焼印を使うことがあります。食品を扱うまな板ですので化学薬品を使った塗装などは好まれないために、焼印を用います。まな板は表面が平に削られているために焼印を綺麗に押しやすい事も好まれる理由だと思います。
まな板の名前の由来ですが、真魚(まな)を料理する為の板という説と真菜(まな)を料理する為の板という2つの説があります。
まな板は本来、木で製作されており、柳、欅、イチョウ、朴の木等が用いられていますが、近年はプラスチック製の物もあります
特に木製の高級ななま板は日本料理の板前さんに好まれ、表面が傷ついては、平に削り直して長いあいだ使われるそうです。
食品を調理する為の道具ですので、衛生管理も必要で、木のまな板は、熱湯をかけて熱湯消毒をしますし、プラスチックのものは抗菌製のある素材で作られたり、洗浄時に殺菌作用のある洗剤を使い減菌、または、肉や野菜でまな板を使い分けたりと工夫されています。
一般家庭では、使用、洗浄後になま板を立てかけて十分に乾燥させることも衛生対策として有効です。

まな板用焼印

左の写真は、まな板用にデザインされたきゅうりの焼印です、下の線は1cm間隔でつけられており、メジャーの役割をします。
真ん中の写真はなすをイメージしたまな板用焼印で幅3cmのものになります。
右はにんじんをデザインしたまな板用焼印で4cmの大きさです。
この他に、きのこやにわとりのデザインの物も製作しました。
まな板は古くから、日本人の家庭にはあり、身近なものなで、まな板を使ったことわざや言い回しも色々とあります。
有名なところでは、まな板の鯉、まな板の上の鯉ともいわれ、追い詰められてギリギリの所で、覚悟を決めて潔くふるまうという姿や、俎上にのせる(料理をする前にまな板の上に置くということから、話の話題になったりすること)、三寸まな板を見抜く(9cmもある厚いまな板をすかして物事を見るたとえから、物事の裏に隠された本質を見抜く)というよなことわざもでてきます。
又、隠語も多数あり、まな板というと貧乳な女性の胸をさしたり、まな板ショウーのような風俗に関わる隠語もあります。
このように日本人には、馴染み深いまな板ですがヨーロッパでは、食品を手で持ってカットする調理法が主なので馴染みのないもののようです。


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