タイヤ用の焼印を製作致しましたのでご案内させて頂きます。
私もタイヤに手作業で焼印を押す事があるという事を注文を受けるまでわかりませんでした。流石に、家庭用で使っている電気ごての様な小さな機械ではなく動力仕様の大きな電気ごてで、両手で持って使用するものです。
上の写真のような構造になっており、右端に見えます数字部分がタイヤにあたる部分です。作る焼印の印面は右端の数字部分の先に取り付けれるように製作します。
動力仕様になっていますので、家庭用電源しかありませんメタルアートでは試し押しはできませんが、先端に取り付けられような仕様にしてお受けいたしました。
上の写真左は出来上がったタイヤ焼印の印面です。機械の溝に差し込んで専用の留め具をネジで止めてつかいます。
アルファベットの「J」という文字1文字です。今回の焼印の材質は強度を考えてベリリウム銅で鋳造しました。
このタイヤ用焼印に対応する電源が確保できませんでしたので試し押しは出来ませんでしたので、代わりに、自転車のタイヤューブがありましたので、手元にありました直火式焼印を試しに押してみました。
上の部分は比較する為に木板に焼印を押したものです。下の黒い部分がタイヤチューブに押したもので、結構、熱に強く焼けにくいので、木に押したものより全体的に細めの押し上がりになっています。焼印は実際に押す素材により陰影の太さが違ってきますが、タイヤチューブは黒いのであまり印影が見えないと思い焼印を押しましたが意外とハッキリとしたシャープな印影になったので私の方も驚きました。
ゴムの種類により印影が変わってくると思いますので機会がありましたら色々と試し押しをしてみたいと思います。