バナナに焼印を押すとどうなるの?


お客様よりバナナに焼印を押したいと言われたことがありますので、一度、実験してみないとわかりませんとお答えしてから実際に手元にあります焼印で押して試してみました。
一般的に、焼印を押しますと、熱で焼けてしまいますので、組織を壊したり、熱による変質をおこしてしまうことがあります。
木や革のような緻密な乾燥した組織であれば、焦げるだけでその後の変化はあまりありませんが、果物や野菜のような、生きている細胞組織の場合には、加熱することでその部分の細胞が壊死してしまい、周りの細胞まで壊死が広がって全体的に変色してしまいます。まずは実際にみてください。

焼印を押したバナナ

上の画像は、ニセコという文字の焼印をバナナに押したものです
一番左側の写真は左側のニセコの焼印を押した直後の写真で隣の右側のニセコの方は焼印を押して2分後のものになります。
同じように1枚の写真の右側のニセコの文字が左側より2分早めに押した画像になります。
左から2枚目の写真は2分後(同じ写真の左のニセコを基準に)のものですので右側のニセコの文字は4分経ったことになります。
以下、同様に左のニセコを基準にして、左から3枚目の写真は4分後、一番右の写真は8分後になります。
写真と通りにバナナに焼印を押すとすぐに変色が始まり10分経つと周りまで変色してしまいますので、撮影に使うのであれば焼印を押して早めに撮影すれば使えそうですが、売り物としての訴求効果を求めての使用であれば変色が早すぎて使えませんので無理かと思います。お客様にも同じように返事を差し上げました。

少し大きめの焼印をバナナに押す。

次に少し大きめの焼印をバナナに押してみました。
2枚ずつ組になっていて、一番左側の写真は、「お世話になりました。」という焼印を押した直後の写真で、左から2番目の写真は5分後に撮ったものです。
同様にバナナの別の場所に押した直後のものが、左から3番目の写真で、一番右の写真は7分経過した画像です。
焼印が2行になるとその分、印面から放射される熱量が多くなりますので変色する時間も早くなるようです。又、実際に印面が触れている文字部分よりも周りの方が激しく変色していますので、バナナの奥より、表面に近い方に熱が加えられた方が変色しやすいようです。

 

 

 


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