小樽市内で活動しています少年野球チームの高島ブルースターズの卒団記念ストラップを製作しました。
製作する数が少ないことと、予算が少ないので、安く製作できる方法として、ラバーキャスト法を用い、重力鋳造で製作することにしました。簡単に言いますと、耐熱性のシリコンゴム型を作りその中に、低融点合金を流す方法で、機械を使わないで、地金の自重を利用して鋳造する方法です。低価格で出来るのですが、複雑なデザインや細かな箇所の多いものには不向きな方法です。
今回、使用した金属は、錫に微量の亜鉛等を配合した低融点の錫合金です。
高島ブルースターズのストラップ製作
上の写真は、少年野球チームの高島ブルースターズのストラップのヘット部分です。左の上の部分は鋳造後の写真で、文字部分はエナメルを入れるために凹にしています。その下は、文字部分に青いエナメルを入れたものです。
中央は、ストラップの金具をつけて正面から撮ったものです。
右は、裏面です。裏面は、エナメルを入れずに、凹文字で卒団記念2010と彫ってあります。
ストラップの包装
低価格で出来るように包装も、パソコンで台紙をプリントして市販の包装用の袋に入れることにしました。
右の写真は、出来上がったもの正から撮ったものです。シンプルに高島ブルースターズのロゴマークを名称だけを入れました。
右の写真は出来上がったものを裏面から撮った写真です。卒団記念として配る為に作りましたので、卒団した年号と卒団した仲間の名前と背番号、守備位置を番号で表していれました。
ちなみに、高島ブルースターズは少年軟式野球チームで、小学生までしか在籍できませんので、小学6年生になると卒団になります。中学生になるとシニヤチームになり、軟式野球と硬式野球のチームに分かれます。
今回のストラップは20個ほど製作しましたので、低予算で出来る方法で作りましたが、ストラップを製作する予算に合わせてメッキをかけたり、石を入れたるすることも可能です。
メッキは原則、少量であればメタルアートにありますメッキ装置で可能ですが、(銅メッキ、錫メッキ、銀メッキ、ロジウムメッキ、金メッキ等が可能です。)数が多くなると、外注にお願いすることになります。
今回は、市販の水性エナメルを凹部分に入れましたが、(水性エナメルは安いのですが、劣化しやすい点が難点です。)、アーテックさんから販売されているインレイという宝飾用の素材で色を入れることも可能です。
ヘット部分をキーホルダーやバッジ、ペンダント等にすることもできます。