「焼印お客様ページ」カテゴリーアーカイブ

小樽水道局へ行きました。

マンホールグッツの製作

8年ぶりに、お土産品の製作と販売をしようと考えており、新たにマンホールのキーホルダーやストラップを製作したいと思い、サンプル品と使用許可書をもって小樽水道局へ行ってきました。サンプル品は真鍮で作りましたが、実際にはホワイトメタルで作ることになると思います。一緒に、昔、製作販売していた手宮古代文字グッツや小樽の建物シリーズ等も一部、変更して復活させたいと思います。只、前のように観光地のお店に委託して販売するのでなく、ネットを使った別の方法を考えています。前にお土産品を販売していた時は、共同経営者がいましたので、在庫や納品に動くことができましたが、一人で立ち回る為に、販売量を抑えて委託販売の手数料をカットし、違うビジネスモデルで始めるつもりです。

マンホールサンプル
水道局に提出したサンプルグッツ

写真はサンプルで提出した真鍮製のマンホールの図柄のキーホルダーヘットです。表面が光っているのでうまく写真を撮ることが出来ませんでした。手宮の小樽博物館の近くにあるマンホールが題材です。小樽には、眠ったままの観光資源が沢山ありますので、少しずつ掘り出して、グッツとして紹介できれば良いと考えています。ご希望やご意見がありましたら、メール頂ければ幸いです。

温泉保養所 おじろん様のご注文

おじろん様の焼印オーダー

兵庫県の美方郡香美町のあります温泉保養所おじろん様オーダーの焼印を作りました。温泉保養所おじろん(以下おじろんと表記)
の湯は薄い茶色をした温泉で中性単純温泉と呼ばれる湯種で湯の
温度は34.6度と少し低いので加熱して使っていますが、加水などはしていません。寝ころび湯や打たせ湯がある大浴場のほか、大自然の雰囲気を楽しめる露天風呂が久須部川沿いにあります。
入湯料も大人500円と手頃で、地元では銭湯がわりに使う人も多いそうです。春は、桜が咲きますので花見に、夏は涼しい川沿いを散策したり、秋には、紅葉を楽しめます。また、温泉では虫対策にも力を入れていて、お客様に嫌な思いをしないで楽しんでもらえるように細かな対策がなされています。
冬には、近くにおじろスキー場があり、キッズパークも備えていますので、子供から上級者まで楽しめるコースになっています。
3基のリフトとゴンドラが1基あり、スキー教室や、雪のドライブを楽しめる場所もあり、ドリフト走行もできたりします。
スキー、ウェア、ボードなどの貸出もしていますので、手ぶらでスキーをして帰りに温泉につかるのもいいかもしれません。

写真右は、出来上がった焼印の印面を写したものです。直火式焼印でしたので、その後、軸棒を取りつけて完成です。
右は、木板に試し押しをした時の画像です。幅40ミリ程の焼印ですが、漢字の文字部分画数が多いので、綺麗に押すのは少し難しくなります。一般的に、画数の多い文字の場合には、サイズを大きめにして作るか、書体をある程度余白の間隔が空いているゴシック系にしたりして、押しやすくする工夫をしますが、今回も大きくすることが無理でしたので、書体を出やすい書体にかえてもらい製作しました。

WOOD GALLERY 無垢 様の焼印製作をいたしました。

無垢の木材で家具を製作している工房のWOOD GALLERY 無垢様の焼印を直火式仕様で製作いたしました。
名古屋にあります佐川木材㈱という会社が営業しております工房で、テーブルや椅子等の木工品を製作して販売致しております。
自然木の風合いを生かした手作りの製品は、木のぬくもりを感じさせ、自然に包まれたような落ち着いた空間を与えてくれます。

上の左の画像は出来上がりました焼印の印面の画像です。文字の書体が明朝系なので、細い線や文字飾りが多い分製作が難しくなります。左上の穴は熱い印面が木部に触れた時に出る高温ガスを逃がすガス抜き穴です。
となりの写真は、試し押しの画像で木板に押して確認いたしました。
無垢とは、仏教用語で、混じりけのない純粋な事を表す言葉ですが、木材や建築関係では、集成材等とは違い、つなぎ目のない1本の木から取れる木材、化学物質を含まない自然な木材のことを言います。勿論、家具として使う場合には、表面を研磨してそのまま使うと、すぐに傷や変色をおこしてしまう可能性がありますので自然由来の植物油を使った天然塗料や漆等を使うこともありますので、この場合の無垢材とは、合板や集成材に対比する1本の木からとった木材ということです。
名古屋城で有名な名古屋ですのが、お城を作るにも沢山の良質な木材が必要になりますので、昔から林業も盛んで、林業関係の会社もたくさんあります。建築現場では、集成材の製造技術も進み鉄骨の代わりに集成材で作った骨組み材を使ったりするようになりましたが、温かみのある自然な素材の人気は高く、無垢材の需要も高いそうです。
又、未来の素材として脚光を浴びているセルロースナノファイバーを、今まで捨てきた利用できない木材から生産しようとする試みも名古屋で始まっています。
日本人と昔からなじみの深い木材も時代を超えて、新たな素材として世代交代していく時期なのかもしれません。

 

 

 

神石高原の焼印を作りました。

観光地の焼印

「神石高原へようこそ」という焼印を作りました。
観光地の焼印を製作することは度々あります。観光土産のおやきや木工品に押すための焼印や電気ごて仕様にして、訪れた観光客に木の栞を配布して自分の手で押してもらうイベント等皆さん色々と工夫しているようです。
神石高原がどこにありどのような所なのかもわかりませんでしたので色々と調べてみました。まず、最初に、神石高原をかみいしこうげんだと思っていましたら、じんせきこうげんと読むのだと初めて知りました。日本語は難しいですね。
神石高原は広島県にあり、神石高原町という町だそうです。

神石高原の焼印

上の写真は、左が焼印に印面を表面から見た画像になります。
出やすいように丸ゴシック体の書体で製作しました。焼印の台座部分は、熱の影響がなるべく出ないように、小さ目に削っています。
右の画像は木板に試し押ししたときの画像になります。画数の多い部分、変色しやすく、逆にこの部分が焼印の味とも言えるのですが。
神石高原町には、ふくろうのおばあさんと呼ばれる方がいらっしゃいます。テレビ等に出演されて有名なおばあちゃんで、町の八割近くが森林の神石高原町で、迷子になったフクロウの雛を育てている方で、フクロウの雛を手のひらに乗せて映っている画像は有名です。
神石高原町は仙郷の里とも言われ、沢山のパワースポットもあります。弘法大師ゆかりの長生きの水と言われるスポットでは、この水を飲んで元気になった旅人の話から、多くの旅行者が水を求めてやってきますし、毘沙門洞という300mもある鍾乳洞には、涼を求めてやってくる旅行者がおり、辰ノ口古墳と呼ばれる全長77メートルの前方後円墳があり、周りに埴輪が飾ってあったりと
観光客が集まる場所も沢山あります。
ご当地キャラクターの神石高原4仙人衆(筆頭がこんにゃく仙人で
こんにゃくを背中に背負っており、その弟子の3仙人が、牛の顔をした神石牛仙人、赤いトマトの顔をしたトマト仙人、なまずのような顔をしたピオーネ仙人)も人気があり、電子絵本にもなっているそうです。

 

 

はだてのうにの焼印を製作

私も北海道小樽市生まれで、高校まで小樽市に住んでいましたのでうにの美味しさはよくわかっています。私の住んでいた小樽市高島町は漁師町で私の小さい頃は、海で潜って、うにやアワビを取って食べました。もう40年以上も前のことなので時効でしょうが、今ですと密猟として捕まってしまいますね。
当時は、うにも豊富にとれましたので、がんぜい(バフンウニの事ですが高島弁でそう呼びました。)しか取らずにノナ(同じく高島弁でムラサキウニです。)は美味しくないので殆どとりませんでした
なんと贅沢だったことでしょうか。泳ぐ時に(潜るというべきか?)
いつも、磯で焚き火をします。勿論、撮った獲物を焼いて食べるためです。がんぜいは、とって来て直ぐに裏側のへその部分(口のような部分)を棒でつついて穴を開けて、へその部分を上にして火に入れます。しばらくするとそのへその部分から、湯気がありますので(地元ではのろしがあがると言います。)、そうしたら、火から取り出して、岩の上に擦りつけて、表面のトゲをとります。焼くことによりトゲはとりやすくなりますので、そして岩の上に乗せたまま小さな石で殻を破り、身(卵巣)を指ですくって食べます。
生でも食べますが、私はとって直ぐに焼いて食べるのが一番好きでした。普通、店で売っているうには、変色を防ぐためにミョウバン液を使ってるので、若干、苦いような味のすることがありますが、自分の手で取って直ぐに食べるウニは絶品でした。もう今では味わうことはできませんが。

はだての焼印

上の左の写真は出来上がった焼印の印面部分の画像です。焼印を押した時に出る放射熱で周りが変色しないように、ギリギリまで台座部分をカットしています。
右の写真は、木板に試し押しをした画像ですが、押した板の表面にラッカー塗装がしてありましたので、周りが黒っぽくなってしました。
はだてのうには有名ですが、はだてとは、地名ではなく、羽立水産㈱という会社の名前です。所在地は北海道茅部郡森町です。

 

 

バロック木管楽器のオトテール商会

しばらく吹いていませんでしたフルートを再び始めました。
恥ずかしながら、10年以上殆ど使わずに、(言い訳になりますがたまには取り出していましたが?)いたままでしたので、吹けるかどうかも心配でしたし、狂っていないかも心配でした。
使っていたフルートは、村松という会社のものです。

組み立てて吹いてみましたが、音程も狂っていないようでしたので(自分が解らないだけかも?)少し吹いてみました。
その結果、指が動かない事と、息が全然続かないことにビックリ
思ったよりひどい状態でしたので、毎日、少しずつでも練習しようと思いました。
そう言いえば、前にフルート関係の焼印を製作したことがあるのを思い出しましたので、データを調べてみるとオトテール商会様というお客様のデータがありました。
バロック木管楽器を製作しています会社で、ロゴと名前の入った焼印を製作しておりました。
私の持っているフルートは金属(銀)製ですが、元々は、木製だったので、今でも楽器の区分では木管楽器とされています。

オトテール商会様の焼印

上の左の写真は、製作時に頂戴いたしましたロゴマークです。画像が荒かったので、製作する前にデザイン補正をして、焼印として製作できるデータにいたしました。
中央の写真は出来上がった印面を撮ったものです。大きさは30ミリ程です。実は、この頃焼印を作るのに、今とは違う方法で作っていました。今は、3D切削機でモデリングワックスを切削して蝋型原型を作っていますが、この頃は、印鑑を作る為の機械で、紫外線硬化型樹脂に感光させて、原型を作り、それをシリコンゴムで型どりしてから、ワックスを流し込んで蝋型原型を作っていましたので、今より手間がかかり、焼印の印面の深さも3ミリ位までが限界でした。今は、CADデータを作って切削していますので、用途により10ミリ以上の彫りの深い印面も作ることができます。
右の写真は、出来上がった焼印を木板に試し押しした画像です。
木製のフルートの方が柔らかい音が出るので、一度は、木製のフルートを吹いて見たいと思いますので、買えるように貯金しなくてはと考えています。
バロックの音楽も好きです。フルートの曲としましては、ジャンピエールランパルの吹いている、ベンダのフルートコンチェルトホ短調の第一楽章がお気に入りで、気分が落ち込んだ時に良く聞きます。難しい曲でとても私には吹けるレベルではありませんがそのうちに吹きたい曲でもあります。

 

 

㈱ほんま様のご依頼の焼印を作りました。

札幌の豊平区にあります、月寒あんぱんで有名な㈱ほんま様の焼印を作りました。北海道の開拓時代の屯田兵の頃から月寒あんぱんはありました。明治時代に大沼甚三郎という旧陸軍歩兵第25連帯のなかで菓子販売をしていた方が作ったもので、あんぱんというには、少し違い、密度の高い、しっかりとした食感があります。水分が少なく、日持ちがよく、当時、平岸と月寒の間の道路を作る際に、連帯の兵士に1日に5個ずつ配給されていたことから、月寒、平岸間の道路をあんぱん道路と呼ぶようになったそうです。

つきさっぷ焼印製作

上の写真は、製作しました焼印です。この焼印、お客様の希望で6ミリの深彫りで製作していますので、文字部分の凸凹が写真でもハッキリとわかると思います。150W電気ごて仕様なので指定の棒をつけました。左の写真は鋳造が終わった印面を切断後に面を平らに磨き上げた時のものです。光の当たり具合で文字が確認出来ると思います。真ん中の写真は150W用の棒を仮止めした時の写真です。この後、ロウ付け作業をしますが、ロウ付けをすると熱を加えるために全体的に変色してしまうので、その前に写真撮影しました。右の写真は、出来上がった焼印を試し押しするために厚紙に押したものです。お菓子用に深い6ミリの彫りで作った焼印なので、紙のような平らなものには、簡単に綺麗に押せます。お菓子用の焼印の場合、お客様によっては、使う前に、食用油に浸してから、油きりをして使う方もいます。私が自分で試したところ、どちらが良いか区別できませんでしたので、使う人が自分で試してみるのが良いと思います。
上の焼印の文字「つきさっぷ」ですが、現在の札幌市豊平区月寒
の月寒(つきさむ)を昔は、つきさっぷと呼んでいたものです。
1943年までつきさっぷと読んでいたそうです。
㈱ほんまさんの饅頭には、くるみを入れたものがあり、風味がよく甘さも控えめなので私の一番のお気に入りになっています。

 

 

天法㈱様より焼印の製作依頼を頂きました。

京都の福知山市にあります天法株式会社様より昔の焼印の写真より焼印を製造する依頼を頂きました。
天法㈱様は色々な木製品を製作している会社で京都という土地柄から木製看板や門標、仏具や寺社彫刻も手がけられており、作られている看板は、京都の景観にマッチした日本らしい作りのものから、幼稚園や英文字のモダンなものまで製作しております。又、軸装や額装、表装といった日本家屋に必要な木製品から、取付家具のようものも作らています。

左の写真は、焼印を作る元になった写真です。この写真をイラストレーターに取り込んで、トレースして焼印のデザインを作りました。右の写真は、出来上がった焼印を試し押しのために厚紙に
押した物です。厚紙に焼印を押すのは、押した厚紙を切り取って焼印と同封してお客様に送るためです。最初の頃は、木板に焼印を押してそれを切り取って同封していましたが、木板を切る作業が大変でしたので、鋏で切り取れる厚紙に試し押しをするようになりました。
この焼印は直火式の仕様で作りました。直火式焼印の場合、印面の大きさにより、取手部分(大、中、小の3種類)の大きさと印面を取り付ける軸棒(6ミリ、8ミリが標準ですが、ステンレス棒等の別仕様もあります。)の太さを変えますが、今回は印面が大きかったので、取手は大で軸棒は8ミリのものを使い、直火式焼印の仕様は棒部分がまっすぐな直棒仕様になりました。ちなみに、お菓子屋さんの場合には、棒部分を90度曲げた曲棒仕様が多くなります。