天法㈱様より焼印の製作依頼を頂きました。

京都の福知山市にあります天法株式会社様より昔の焼印の写真より焼印を製造する依頼を頂きました。
天法㈱様は色々な木製品を製作している会社で京都という土地柄から木製看板や門標、仏具や寺社彫刻も手がけられており、作られている看板は、京都の景観にマッチした日本らしい作りのものから、幼稚園や英文字のモダンなものまで製作しております。又、軸装や額装、表装といった日本家屋に必要な木製品から、取付家具のようものも作らています。

左の写真は、焼印を作る元になった写真です。この写真をイラストレーターに取り込んで、トレースして焼印のデザインを作りました。右の写真は、出来上がった焼印を試し押しのために厚紙に
押した物です。厚紙に焼印を押すのは、押した厚紙を切り取って焼印と同封してお客様に送るためです。最初の頃は、木板に焼印を押してそれを切り取って同封していましたが、木板を切る作業が大変でしたので、鋏で切り取れる厚紙に試し押しをするようになりました。
この焼印は直火式の仕様で作りました。直火式焼印の場合、印面の大きさにより、取手部分(大、中、小の3種類)の大きさと印面を取り付ける軸棒(6ミリ、8ミリが標準ですが、ステンレス棒等の別仕様もあります。)の太さを変えますが、今回は印面が大きかったので、取手は大で軸棒は8ミリのものを使い、直火式焼印の仕様は棒部分がまっすぐな直棒仕様になりました。ちなみに、お菓子屋さんの場合には、棒部分を90度曲げた曲棒仕様が多くなります。