じゃこ天用の焼印を作ります。


じゃこ天に焼印を押して販売したいとの相談を受けましてじゃこ天に焼印の試し押しをしてみることにしました。
恥ずかしい話ですが、始めて問い合わせをもらったとき、私にはじゃこ天とはどの様なものかわかりませんでした。
後に蒲鉾の一種であることはわかりましたが… 笑い
私の住む北海道では、蒲鉾という言葉は使いますがじゃこ天という言葉つかいません。北海道では、蒲鉾には、スケソウダラを使います。(近年、スケソウダラの価格が高騰しているので、タラ等の別の白身の魚が多く使われるそうです。)小樽の高島という漁村で育った私には、家庭で作った蒲鉾の味は忘れられないものです。小さい頃は魚も豊富だったので、スケソウダラも近所からよくもらいました。もらったスケソウダラを開いてから、包丁で身を削ぎ落として、すり鉢にいれて、塩やみりん等を加えてすり棒でよくねってから、油で揚げます。まだ近所には蒲鉾の加工場が幾つかあります。最も昔と違い、海外産の船内凍結された白身の魚を使っているようですが、

実際にじゃこ天に焼印を押します。

手元にありました彫りの深い焼印を使って試し押しをしました。
サンプルとしてもらったじゃこ天の表面が結構凸凹していましたので、少し力を入れて焼印を押すために彫りの浅い焼印ですと台座部分等の余計な部分まで出てしまう為です。
左は正方形の焼印を押した画像です。正方形は力が均一にかかるので押しやすい形状ですが、今回はすべて5ミリの深い彫りの焼印を使いました。思ったよりも綺麗に押せましたので驚きました。
真ん中の画像は長方形の焼印を押したものです。よく見ると、「崎」の文字の一部分が欠けていますが、これは表面の凸凹により強く押しても印面が触れない部分があった事を表しています。
右の画像は少し小さめの長方形の焼印を押したものです。印面が小さくなったことにより隣の川崎の焼印より綺麗に押せないと思いましたが、逆にとなりより綺麗に押せています。よく調べて見ますと、隣のじゃこ天より表面の凸凹が少ない為に小さめの焼印でも綺麗に押せたと思われます。
ちなみに調べますと、じゃこ天とは、ホタルじゃこという魚から揚げて作るからじゃこ天という解説と、じゃこ(雑魚)を揚げて作るのでじゃこ天と呼ぶ二つの解説がありました。
焼印を押したじゃこ天は、撮影後に少し炙って美味しく食べさせてもらいました。焼印を押した部分の焦げが香ばしく少し固めで歯ごたえがありなかなかいけました。


焼印、キーホルダー等金属小物の製造販売、ご提案致します。