温泉手形用焼印
昔の関所を通る時に使用された通行手形を真似て、温泉地で入浴する時に使用する温泉手形を焼印を利用してできないかと言うことになりまして、温泉手形用焼印を製作することになりました。
通行手形といいますと、よく時代劇などで見かけるように、五角形の木の札に、通行手形と書かれていて、役所の角印が朱色でおしているのを思い出しますが、本来は、紙に書かれた物だったようで、今のパスポートや通行書にあたります。
焼印を押すのですから、紙でも厚紙であれば可能ですが、紙製ですと安っぽくなり、使用した後に観光土産としてもって帰ってもらうためにも、木の札に焼印を押して風格のあるものを作る事になりました。その手形を使い実際に温泉に入れるわけですので、何処かに、有効期限を書かないとならない訳ですが、最初は、有効期限の数字も焼印で入れたいとの希望でしたが、数字スタンプのように、簡単に数字を入れ替えて押せる焼印がありませんでしたので、数字部分は手書きで入れるようになりました。
温泉手形に使用する焼印
上の写真は、温泉手形用の焼印を試し押しした画像です。
左は、宮崎県西米良温泉ゆたーと様のもので、キャラクターと温泉名、有効期限を書く欄があります。
九州も北海道と並ぶ温泉大国なので、私も一度は行きたいと思っています。
泉質は、肌がすべすべになるナトリウム炭酸水素塩温泉で、美人の湯とも言われています。露天の岩風呂やひのき風呂、人目を気にしないでゆったりと出来る家族風呂等を備えています。
右の写真は、八幡平ロイヤルホテル様が発行している八幡平秘湯三湯めぐりの温泉手形の画像で、松川温泉、藤七温泉、後生掛温泉の3つを1枚の手形で回れるものです。
松川温泉は、標高850m程の高地にあり、近くには、松川地熱発電所があり、温泉街の電気も地熱発電でまかなわれています。
夏はホタル狩り、秋は紅葉、冬は雪見風呂と四季折々の風景を楽しめます。又、湯量が豊富で金沢の新温泉郷への給湯も行われいます。
藤七温泉は、海抜1400mの高地にある秘湯で、電気も通っていないために自家発電で賄っており、電話も一部で携帯電話が繋がる場所があるような過酷な環境ですが、高山植物が多く群生しており、東日本最高地にある温泉として有名です。泉種は乳白色の単純硫黄泉です。
後生掛温泉は、昔から湯治場として有名で、「馬で来て、足駄で帰る後生掛」という言葉があるように効能がある温泉です。
八幡平ロイヤルホテルには近くに、雪解け時期になるとドラゴン
アイが見れる鏡沼があり、八幡平温泉で唯一、12階の展望ロビーがあり、隣接する岩手県民の森や岩手山を一望できます。