全国各地にたくさんの道の駅があります。そんな、道の駅から、特産品やお土産品に使用する為の焼印のご注文を頂きました。
道の駅は道路施設という区分になるそうで、道路管理者と自治体が共同で設置して、国土交通省が認可、登録します。
基本的には、道路を利用する人の為の休憩機能、地域住民や利用する旅行者等に発信する情報発信機能、道の駅を中心にして地域の活性化をはかり、地場産業の発展にも結びつける地域の連携機能の3つの機能をもった施設です。
全国に1000箇所以上あり、言葉の由来は、昔、各街道沿いにあった宿場を宿駅と読んだところから道の駅になりました。
今では、地域の魚介類や野菜、果物を販売する産地直売の売り場もできて、地域の地場産業を個人顧客を結びつける大切な市場になりつつあります。
又、災害時に、避難所として活用する動きもあり、食料や毛布等の備蓄を行い、避難者を受け入れる働きもいなっています。
上の写真は道の駅なかがわの焼印です。
中川町(なかがわ)は北海道にあり1974年にクビナガリュウの化石が発見されたことで有名です。道の駅なかがわには、木をふんだんに使ったキッズコーナーや地元の特産品を使った新商品の展示販売コーナーや大きな鉄製の円錐形のフードをもった暖炉等があり、訪問者を暖かく迎えてくれます。
左の写真は焼印の印面の写真です。右の写真は木に押した印影でデザインされてるのは、地元で発掘されたクビナガリュウの化石をモチーフにしています。
上の写真は道の駅なかがわの2つ目の焼印です。
左側は印面の写真になりますが、焼印のデザインが複雑だったので押した時に鮮明な陰影になるようにガス抜き穴を4箇所もうけました。焼印としては、大きめの80ミリでの製作でしたが、デザインが細かいのでその分綺麗に押すのが難しくなります。
右の写真は、実際に木板に試し押ししたものです。もう少し印面の温度が高い状態で押せばもっとハッキリとした印影になったと思います。300W電気ごて仕様で製作しましたが、ルート40の2重線部分と中のROUTHの文字がうまく出ないので、作り直しをしてようやく出るようになりました。
焼印の場合、一般的に明朝系の書体が難しく、この焼印の場合には、北海道の文字を明朝体で製作したいとのことでしたので、文字の横線の細い部分だけ単独で太くしての製作になりました。