夏みかんに焼印を押しました。


夏みかんに焼印を押してみました。夏みかんを使ったみかん鍋という料理がありますが、夏みかんに焼印を押すとどのように見えるか確認をしてみました。
夏みかんは皮が厚く弾力性がありますので、皮の表面が湾曲している割には押しやすいと思われます。只、独特なオイル状の物質を含んでいますので、焼印を押した時に影響するかもしれないと考えていました。
少し調べてみますと、柑橘系の果物には、リモネンという物質が含まれており、この物質は、発泡スチロールを溶かすために使用されており、又、近年、急速に普及している3Dプリンタのサポート材(3Dプリンタは、下から積み上げてものを作りますが中空構造のものをつくる場合には空間に溶かした樹脂を撒くことができない為に、樹脂をのせる台座部分が必要になります。)を溶かす役割でも使われています。残念ながら、メタルアートで使っている3Dプリンタはノズルが一つしかなく、サポート材を別の素材で作れないために使えませんが、必要性は十分にわかります。
又、洗剤の原料やマジックインクを消すための溶剤にも使っているそうです。

実際に焼印を夏みかんに押しました。

写真は、3種類の焼印を実際に夏みかんに押したものです。
左は四角い焼印を押してみました。この画像、印影が少し薄くなっていますが、最初はもっと黒かったのですが、指でこすると黒い焦げ部分がとれて薄くなりました。只、バナナに焼印を押したときと違い、時間が経っても印影や周りに変化はありませんでした。焼印の黒い部分が薄くなったのも、油分が多いために、焼印によって焦げた黒い部分が取れ易くなったものと思います。
真ん中の写真は、「おめでとう」という縦長の焼印を押したものです。夏みかんの表面は球状になっていますので、縦長のデザインの焼印を押す場合には、縦方向に回すようにして押す必要がありますので、彫りの深い6ミリ彫りの焼印で試しました。果物のような、表面が球状のものに焼印を押す場合には、できるだけ深めに彫った印面で、印面の台座部分をカットしたオフセットゼロの焼印が向いています。
右の「ありがとう」の焼印も同じく深い彫りの印面を使いました
夏みかんには、思ったよりも綺麗に焼印を押すことができましたが、押した印影が触ると取れやすいことから、もし、宣伝用に夏みかんに焼印を押すことがありましたら、焼印を押した夏みかんの上から透明なシート等を被せて保護する必要があります。
夏みかんの皮に含まれるリモネンは油を溶かす性質があることも夏みかんに焼印を押した時に印影が薄くなりやすい原因かもしれません。

 

 


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